2005年01月20日

[書評]ハサミ男

なんべん教えられたらわかるのだろう――“物事が外観どおりであることはめったにない”のだ

映画化記念ということで、第13回メフィスト賞受賞作の本作を読んでみました。
ネタばれなしで評価するのはすっごく難しい一作です。
してもいいならいろいろ想像の余地があり、語ることが豊富な作品です。

ハサミ男
殊能 将之

講談社 2002-08
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美少女の絞殺したいにハサミを突き立てるシリアルキラー「ハサミ男」。
3人目の被害者に選ばれたのは目黒区鷹番に住む少女。
だが、彼女は、ハサミ男とは違う別の人間に殺害されてしまった。それも、ハサミ男とまったく同じ手口で!
事件の真相は?そしてハサミ男の正体は?


読んだのは文庫版なのですが、さくさく読み進められる感じ。

ですが、重要な伏線をさらっと読み流してしまいまして、しっかりやられてしまいました。
あぁ〜、マニアックな名前出してくるなぁ、くらいで深く考えるのを放棄してました。
小ネタのような記述の中にまぎれさせておくなんて……

とまぁ個人的にはやられた感が強いのですが、知識が豊富で注意深い人なら真相に早い段階で気づけると思います。
全体的にライトな文体で、それはそれで好き嫌いはあるかと思いますが、個人的には好感触。

たとえ真相に気づいたとしても、脱帽すべき構成力に酔いしれるためだけに一読する価値はあるでしょう。

ところで、これマジで映画化するんですか?
かなり大胆な修正が必要になると思うのですが。

参考:
CINEMA TOPICS ONLINE「ハサミ男」

posted by MARS at 12:33 | Comment(2) | TrackBack(2) |
この記事へのコメント
主演、豊川悦司ですか……。
写真がジョニデのシザーズ・ハンドを意識しているような。

おっと。広告クリックしに来たのに、また引っかかってしまった。
Posted by 美也子 at 2005年01月20日 16:46
内容のほうを気に入っていただけるなら、そっちがベストですよ。
うん。
Posted by MARS at 2005年01月20日 17:23
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(書評)ハサミ男
Excerpt: 著者:殊能将之 ハサミ男講談社文庫 うん、面白かった。 トリックの切れ味自体は確
Weblog: たこの感想文
Tracked: 2005-02-01 23:12

「ハサミ男」 殊能将之
Excerpt: < 活字で触れてみよう!ハサミ男! > 以前から随分話題になっていて「ハサミ男」は面白い!との評判も耳にしていた。 しかも、なんと最近、映像不可能らしいこの「ハサミ男」がどうやら映像を可能に..
Weblog: 雑板屋
Tracked: 2006-01-30 23:52
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