2005年03月15日

ムツゴロウの資格

ヘッドラインだけ読んだだけでは間違いなく誤解を招くニュース。

ムツゴロウに原告資格なし…諫早湾干拓差し止め却下

残念ながら、ムツゴロウには「原告としての適格」が欠けているため、干拓事業差し止め訴訟の原告たり得なかった、ということです。


ムツゴロウはムツゴロウでもなく、タレントの畑正憲氏ではなく、諫早湾に生息しているこれ。

この訴訟ではこのほか、ズグロカモメ、ハマシギ、シオマネキ、ハイガイの「諫早湾」の自然物6種と周辺住民5人が原告としてあげられていたそうですが、実際に原告として認められたのは住民のみ。確かにそこに生息していてできることなら既得権益を主張したいのはむしろ自然物の彼らである、という主張は分かるのですが。
なんか、野性の心の叫びを表現しようとして、裏目に出てしまった感じ。
正直なんかのジョークの域を出ない、というのが第一印象のニュースです。

実はこのような野生動植物を原告とした訴訟というのは過去にも例があって、いずれも原告不適格という結果に終わっているそうで。
弱いものを前面に押し出して、感情論とも取れる内容で法廷に臨む姿は判官びいきの抜けない日本人らしいといえばらしいのでしょうか?
一方で「原告」としての権利を要求しておいて、他方では食用として狩る対象にする、というのはすごく人間のエゴがにじみ出ている行為だと思うのですが。

posted by MARS at 12:33 | Comment(2) | TrackBack(2) | ざれごと
この記事へのコメント
TBありがとうございました。
TB返しさせて頂きます。

それにしても、無意味な公共事業・・・いつまで続ける気でしょうかね?
Posted by hasway at 2005年03月15日 13:28
コメントどうもです。

公共事業全体が無益で無意味というわけではないでしょうが、現時点では何に意味があって、何が意味をなさないのかの切り分けができていないわけで、不信感は募りますね。

単純ではないでしょうが、公明正大なガイドライン(今あるような玉虫色のものではなく)が必要な時期だということでしょう。
Posted by MARS at 2005年03月15日 22:08
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そもそも、この事業は・・・
Excerpt: ムツゴロウの請求認めず 諫早湾干拓訴訟で長崎地裁。 国営諫早湾干拓事業(長崎県)で「動物の生息地が奪われる」などとして地域住民4人がムツゴロウ、シオマネキ、諫早湾などを原告に加えて、事業差し止め..
Weblog: ハサウェイの徒然なるままに・・・
Tracked: 2005-03-15 13:28

不機嫌なジーン?◆長崎・諫早湾干拓差し止め却下...これは現実。
Excerpt:  「不機嫌なジーン」に出てくる長崎県の諫早湾干拓事業について、諫早湾に住むムツゴロウなどの生物や周辺住民を原告に、国に事業差し止めを求めた訴訟の判決が15日、長崎地裁で言い渡され、生物などについては「..
Weblog: 気ままなNotes...
Tracked: 2005-03-15 13:35
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