2007年03月15日

寿司や刺身はどこのもの

剣道柔道ソメイヨシノなどなど、世界で「日本」を誇れるものはことごとく自分たち由来を主張してきたお隣の国の方が、また素敵なことを言い出した。

曰く、寿司や刺身は中国と韓国に由来し、日本人にはそれを自国の文化であると主張する権利はない、とのこと。

【日本食認証制度】「寿司や刺身は韓国・中国起源。日本人が食べだしたのは第二次大戦後から」など、米で反発の声[痛いニュース(ノ∀`)]

これまでも「いや、歴史的にも科学的にもありえないだろ」という珍説(ソメイヨシノが白眉で、韓国済州に自生するソメイヨシノがあるんだそうな。ちなみにこの植物、一代交雑種であり種子による繁殖能力はない=自生することはありえない。日本では一般的に見かけるが、これは接木や挿し木によって人工的に育成したものを植樹している)を披露してきたわけだが、今回の話もすばらしい。
なにせ日本で明確に文献が残っていることを「口先で」ひっくり返そうというのだからたいしたもの。

■米レストラン街、日本政府の「日本食」認証推進に嘲笑
海外の日本食レストランが本物の日本料理を提供しているか判定するため、食品専門家で構成された「寿司(チョバプ)警察」を派遣して認証を実施しようとする日本政府の計画が、ロサンゼルスのレストラン街に小さな波紋を投げかけている。

(中略)

ロサンゼルスの中心街にある日本食レストラン「R23」のオータ社長は、自分のレストランは高級寿司レストランとしての評価を受けておりパネルの認証基準を満たすのに問題はない、と自信を見せた。オータ氏は、「うちはロサンゼルスで一番伝統ある本物の日本食レストランの一つ」だとして、「寿司警察の調査を歓迎する」と語った。<中略>韓国系と日系の混血アメリカ人であるオータ氏は、自分のレストランは心配ないが非日本人が所有しているレストランは寿司警察の訪問を心配するだろうとして、「当地の日本食レストランの半分以上は韓国人が経営している」と語った。

一部では、外国人恐怖症が認証計画の動機の一つだとの批判も見られる。また、農林水産省側は否定しているものの、専門家パネルが非日本人経営のレストランを差別するのではとの憂慮の声も一部から上がっている。

シカゴで寿司料理法を学んで現在はロサンゼルスのコリアタウンで「ギンザ・スシ」を経営しているジェリー・キム料理長は、「脅迫のようだ」と語る。ロサンゼルスの日本食レストランの相当数は、韓国人や韓国系アメリカ人が経営している。ジェリー・キム氏は、「うちの寿司と刺身の製造方法には自負心を持っており、心配していない」としたうえで、「それに、この私が韓国式スシと刺身を作ることに、日本政府が口出しできるのか」と聞き返した。

キム氏は、「スシとサシミは元来、中国と韓国に由来するものだから」日本にはスシが自分たちの食文化だと主張する権利が無いとして、「日本は第二次大戦以後にスシを食べ始めたが、韓国と中国は数千年間、スシとサシミを作ってきた」と主張した。<後略>
▽ソース:聯合ニュースNaverニュース(どちらも韓国語)


翻訳は引用もとの「痛いニュース(ノ∀`)」さんより。

さて、もう突っ込みドコロ満載の記事です。
基本的にこの制度「警察」などと呼称されているためか誤解を受けやすいのですが、別に認証を受けることが必須ではありません。
別に認証を受けなくとも、また認証からはじかれても日本料理店の看板を掲げて営業するのは事業主の自由。営業を停止したりする強制力は一切ありません。
実際記事中のようにきちんとしたものをお客様に提供している店の関係者には歓迎しているところも多いと聞きます。
じゃぁなんでこんなに反発が多いのかというと、結局のところまがい物であると自覚しながら営業している店が多いということなんでしょうね。

この認証制度によって、たとえばカリフォルニア・ロールやアボガド巻きといった外国(この場合はどちらもニューヨーク)発祥の寿司などが日本食の認定を受けられないということもないと思われます。
食文化に限った話ではありませんが、技法や哲学など、伝統的な手法にのっとって発展したものはやはり元文化に内包されるものとして捕らえるべきでしょうから。

寿司の由来(この場合はいわゆる「握り寿司」でしょう)については誰がどこで考案したものか記録に残っています。
もともと寿司というものは東南アジア発祥のいわゆる「熟れ寿司」に端を発します。これは高温多湿の気候の中で魚介類を保存するために生まれたとされており、魚と米を混ぜて発酵させた食品です。乳酸菌の作用によって他の雑菌の繁殖を防ぐわけですね。
日本でも鮒寿司などに残っています。
これを握り寿司という形にしたのは江戸時代後期の人物で華屋与兵衛(花屋與兵衛と書く説もあります)という人物。場所は現在の領国の辺りです。

参考:握り寿司発祥の地『下町万談探偵団 元さんのとっておき

この時点でジェリー・キム氏の主張が根拠のないものであることは明確ですね。

それにしてもシカゴで寿司料理法を学んで現在はロサンゼルスで開業している人物の店名が「ギンザ・スシ」って。
仮にも自国の文化だと主張するならそれにふさわしい屋号で堂々と営業すればいいじゃないかと思うのは僕だけですかねぇ。

いい加減、少し調べただけでボロが出るような妄言は打ち止めにしてほしいなぁ。

関連記事:日本料理店の認証制度をずれて理解した見本
関連記事:大歓迎
posted by MARS at 12:03 | Comment(2) | TrackBack(1) | ざれごと
この記事へのコメント
嘘も大声でつき続ければ既成事実化する。
これは彼らの常套手段です。
真実、事実、実力、これらが伴わない時に彼らは嘘をつき、嘘を現実化しようとします。
韓国で入学、就職、契約などあらゆるケースで賄賂等の不正行為が日常的に横行するのは、この様な民族性ゆえなのです。
韓国の金持ちは学歴(博士課程終了など)も金で買おうとしますが、その時の自分達にとって良ければ、真実などどうでも良いという事でしょう。
Posted by 斜陽 at 2007年03月15日 12:46
学歴から食文化まで整形がデフォルトな人たちなんでしょうか?
個々人はいい人も多いけど、マスになると急に声が大きくなるんですよね。斜め上に。
Posted by MARS at 2007年03月15日 20:19
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Excerpt: 「寿司や刺身は韓国・中国起源。日本人が食べだしたのは第二次大戦後から」など、米で反発の声 個人的には、こういうことはやらないほうがいいと思います。 いや、誤解を招く言い方なので、正確に言うと、..
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