2005年08月01日

プロがプロを批評することの良し悪し

書評というのは、いまやブログの世界でも一段ジャンルを築き上げてる気がします。
毎日のように新しい本の感想がネットを飛び交い、まとめてきなポータルサイトが収集、再構成してます。

で、そういうのってやっぱり素人の感想がほとんどなわけで、別にそれが悪いわけではないけれど(というか悪いと思ってたら自分で書けないけど)、プロが書いたものもまとめて読めたら便利だなぁ、とか思ってたわけです。

紀伊國屋書店、専門家の書評を掲載するブログ「KINOKUNIYA BOOKLOG」[Impress BroadBand Watch]


ということで、紀伊国屋さんがやってくれました。
書評と呼ばれるものの大半が、本来の意味である「書籍の評価・批評」ではなく「新しい書籍の面白いところのご紹介」になってしまっているのです。

 そのような書評が、本当に書籍を購入するときの判断材料になり得るでしょうか。むしろ、ある特定の個人が「その書籍を、どういう文脈で、どのように読んだか」という情報が必要なのではないでしょうか。
ということで、その人のプライベートな出来事、シチュエーションと絡めて文章にしやすいブログという媒体を選んだんだそうで。
なるほど着眼点は面白い。

プロの書評というと、文芸誌をはじめとして何らかの雑誌・書籍を購入した際に読めるものだったわけで、ネット上での試みとしては少なくともここまで大手では初ではないでしょうか?
小規模なコミュニティだとかクローズドサービスでは見たことあるけどねぇ。

ちょっと期待して中をのぞいてみたら。
うわ、いかつい人ばっかり……
読んでるものもなんというか、自分の専門分野の新刊紹介みたいですけど?

みなさんエンタメ系文芸なんて読んでなんかいられるか、とか言う人たちですか?
いまどきチェーホフについての書籍とか持ち出されても多分普通の本好きはドン引きだと思うわけなんですけどねぇ。

こういう人たちが、自分たちのオナ世界の中で、「その書籍を、どういう文脈で、どのように読んだか」とか言われても。
一般読者めちゃくちゃ置いてけぼりですよ?

ちょっと期待してページを開いた分、ガッカリ感が強い仕上がりとなっています。
普通に本が好きで、昼休みや通勤中に楽しめる文芸を探してるってひとには多分向かない。
自分の世界観を広げるために、多分野の専門書籍を求めてる人が見るページですねぇ。

参考:
「紀伊国屋書店:::書評空間 KINOKUNIYA BOOKLOG」

posted by MARS at 11:39 | Comment(0) | TrackBack(0) |
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