2005年08月10日

プリペイド携帯電話を使った振り込め詐欺と、被害者の自己責任

プリペイド携帯電話からの振り込め詐欺を受けて、お金を払ってしまった被害者が携帯電話キャリアを相手に訴訟するという珍事が発生したそうで。

うんとね。多分無理。
自分の支払い先も満足に確認できない奴が、他人に「確認しなかったお前らが悪いんだから詐欺被害の責任取れ」ってアンタ。

プリペイド携帯による振り込め詐欺で被害者がボーダフォンを提訴[Inpress INTERNET Watch]


男性は2003年8月ごろ、使用していない有料サイトの代金を請求され、携帯電話で指定された複数の口座に合計で約720万円を振り込んだという。
で、
ボーダフォンと犯行に使われた振込先口座の名義人11人を相手取り、総額約850万円の損害賠償を求める訴訟
満額認められたら利益でますけど?
ビジネスとして成立するかなぁ。今となっては本人確認義務化されたわけで、新たに被害者になる、あるいは装うということは不可能ですが、たとえば過去に被害にあった人たちを取りまとめて訴訟を起こし賠償金から手数料取るとか。

総務省から出ている報道資料によれば平成12年7月に携帯電話事業者による販売(契約)時の本人確認を行う制度を導入し、その後同制度を強化していったわけで。とすると原告の男性が被害にあったのは制度導入後になるわけですけど、あくまで当時は要請段階のはずですのでボーダフォン側に責任が認められるかは微妙なところ。

ちなみに携帯電話の契約時や譲渡時における本人確認を義務づける法案が参院を通過して可決したのは本年4月8日
極端に言ってしまえばこれ以前は行政指導があったとしても従わなくてもよかったわけで。

なによりね。
「振り込め詐欺(恐喝)」事件にご注意![警察庁]

自分で確認して、本当に支払う必要があるものか、金額は妥当かなどを切り分け、判断できない間抜けに『責任』とか言われたくないものですよ。

ちなみに海外ではビジネスなどの都合で実はプリペイドのほうが利用率が高い国があったりして、多国に展開するボーダフォンとしてはここに注力するのは当然のところ。
上手く展開できれば売り上げはでかいわけで。
また、ソースが見つからなかったのですが、振り込め詐欺ってプリペイドよりもいわゆるトバシ携帯からの方が被害額が激しいとかいう話も。単純に身元不明=悪では語れない部分ですよね。
まぁ日本の文化にそぐわないので、結局事業としては失敗感が漂いますけどね。

posted by MARS at 12:18 | Comment(0) | TrackBack(1) | ざれごと
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プリペイド携帯による振り込め詐欺で被害者がボーダフォンを提訴
Excerpt: 一時期ボーダフォンの屋台骨を支える勢いで急増していたボーダフォンのプリペイド携帯
Weblog: かかしのけーたい情報局通信
Tracked: 2005-08-11 07:45
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