
冥王星は「準惑星」=日本学術会議小委[時事通信]
冥王星は1930年、クライド・トンボーによって発見された天体(後に1915年までさかのぼって観測写真に写っていることが判明)で、当初その質量は地球と同等と推定されたことなどから、長い間太陽系の第9惑星として親しまれてきた。
この質量計算は冥王星の半分以上の直系を持つ衛星カロンの発見にともなって、事実上二重天体であることがわかり大幅に下方修正された。
また観測技術の発達もあり、2005年7月29日に仮符号2003 UB313(2006年9月にエリスと命名された)と呼ばれるtrans-Neptunian Object(海王星以遠天体。TNO)が発見された。この天体は冥王星よりやや大きいと推定され、最終的にこれらの冥王星によく似た天体を総称して「dwarf planet」という新分類にすることで落ち着いた。
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